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順序統計量と箱ひげ図
ここでは、値そのものではなく「順位」に注目して、分布の特徴を整理します。
中央値・四分位数・四分位範囲と、箱ひげ図の読み方を説明できるようになる
順位で分布を見る
前のレクチャーでは、平均や分散のように、 すべての値を使って分布の特徴を表しました。
一方、順序統計量では、 値そのものよりも小さい順・大きい順という順位に注目します。
とくに分布が大きく偏っている場合には、 遠く離れた値の影響を受ける平均よりも、 順位から決まる中央値などの方が 分布の中心を捉えやすいことがあります。
「並べたときの順位」から決まる
5数要約を理解する
分布を順位の視点から整理するとき、 基本になるのが次の5つの値です。
たとえば15個の値を小さい順に並べると、 真ん中にある8番目の値が中央値です。
最小値と最大値は、もっとも小さい値ともっとも大きい値です。 その間の距離は範囲と呼ばれます。
第1四分位数は小さい方から25%、 第3四分位数は小さい方から75%の位置を区切る値です。
つまり、この5つの値を見ることで、 分布の端・中心・中央付近の広がりを順位の視点から整理できます。
四分位範囲を理解する
第1四分位数から第3四分位数までの幅を 四分位範囲といいます。
四分位範囲は、中央値を中心に、 データ全体の中央50%がどの程度の範囲に集まっているかを表します。
一方、最大値と最小値の差は範囲と呼ばれます。
箱ひげ図を読む
5数要約や四分位範囲を視覚化したものが 箱ひげ図です。
箱の中にある線が中央値、 箱の下端が第1四分位数、 箱の上端が第3四分位数です。
したがって、箱そのものの長さが 四分位範囲を表します。
ひげと外れ値を理解する
箱ひげ図では、箱から上下に伸びる線を ひげと呼びます。
ひげは単純に最大値・最小値まで伸びるわけではありません。
この範囲を超える値は、 ひげの外側に外れ値として点で表示されます。
たとえば上側に外れ値が多ければ、 大きな値の方向へ裾が長く伸びた分布であることが推測できます。
つまり箱ひげ図を見ることで、 ヒストグラムを描かなくても、 分布の中心・広がり・偏り・外れ値をある程度読み取れます。
箱ひげ図から分布の偏りも読み取れる
順序統計量と箱ひげ図を整理する
順位を見る → 中央値・四分位数・箱ひげ図
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