スマホで統計学

02

ヒストグラムと累積分布

量的変数では、「どのあたりの値が、どのくらい多いのか」を見ることが重要です。
ヒストグラムと累積分布図を使って、変数の分布を捉える方法を整理します。
このページのゴール

ヒストグラムと累積分布図から、量的変数の分布を読み取れるようになる

STEP 01

度数分布表とは

ヒストグラムや累積分布図を描く出発点になるのが、 度数分布表です。

ここでは「年齢」という量的変数をいくつかの階級に分けて、 それぞれに何人いるのかを数えています。

年齢の階級 度数 相対度数 累積相対度数
10代以下 800万人 9.64% 9.64%
20代 700万人 8.43% 18.07%
30代 900万人 10.84% 28.91%
40代 1,200万人 14.46% 43.37%
50代 1,500万人 18.07% 61.44%
60代 1,400万人 16.87% 78.31%
70代以上 1,800万人 21.69% 100%

たとえば10代以下の度数は800万人、20代は700万人です。 このように、各階級に含まれるデータの個数を表したものが「度数」です。

ここがポイント
階級ごとにデータを区切り、
その個数を数えたものが度数分布表
STEP 02

相対度数と累積相対度数

度数を「全体に占める割合」に変換したものが 相対度数です。

相対度数

全体を100%としたときの各階級の割合

たとえば

10代以下:800万人

相対度数:9.64%

そして、この相対度数を小さい階級から順番に足していったものが 累積相対度数です。

累積相対度数

「その階級まで」に含まれる割合

10代以下 9.64%
↓ +20代
20代まで 18.07%
↓ +30代
30代まで 28.91%
ここがポイント
相対度数 = 各階級の割合
累積相対度数 = そこまで足した割合
STEP 03

ヒストグラムで分布を見る

度数分布表の「度数」を図にしたものがヒストグラムです。

基本的には、横軸に変数、縦軸に度数をとります。

年齢のヒストグラム

分布を見る
10代
以下
20代 30代 40代 50代 60代 70代
以上

横軸:年齢 / 縦軸:度数

この図を見ると、どの年齢層にどれくらいのデータがあるのかを 一目で確認できます。

今回の架空データでは、年齢が高い側ほど度数が大きく、 分布が右肩上がりになっています。

ここがポイント
ヒストグラムを見ると、
「どの値のあたりにデータが多いか」が分かる
STEP 04

累積分布図で「ここまで」を見る

累積分布図では、横軸には同じく変数をとりますが、 縦軸には累積相対度数をとります。

年齢の累積分布

累積を見る
10代
以下
20代 30代 40代 50代 60代 70代
以上

横軸:年齢 / 縦軸:累積相対度数

ヒストグラムが「その階級だけ」を見ていたのに対して、 累積分布図ではその階級までに全体の何%が含まれているかを確認します。

このデータでは

40代まで:43.37%
50代まで:61.44%

したがって、全体の50%に達する地点は 40代から50代の間にあることが分かります。

ここがポイント
累積分布図を見ると、
「この値までに全体の何%が入るか」が分かる
STEP 05

2つの図を対応させる

ヒストグラムの形が変われば、 それに対応する累積分布図の形も変わります。

身長の例

ヒストグラム

150 155 160 165 170 175 180 185

横軸:身長(cm) / 縦軸:度数

中央付近に多くのデータが集まっています。

対応する累積分布

累積相対度数

150 155 160 165 170 175 180 185

横軸:身長(cm) / 縦軸:累積相対度数

データが多く集まっている中央付近で、 累積割合が大きく増えていきます。

たとえば170cm付近までで累積相対度数が約80%なら、 「170cm程度までに全体の約80%が含まれる」と読み取れます。

ここがポイント
ヒストグラムで「どこに多いか」を見て、
累積分布図で「そこまでに何%か」を見る
SUMMARY

ヒストグラムと累積分布を整理する

ヒストグラム
横軸:変数
縦軸:度数
どの値のあたりに
データが多いかを見る
累積分布図
横軸:変数
縦軸:累積相対度数
その値までに
全体の何%が入るかを見る
最後に
度数分布表 → ヒストグラム
累積相対度数 → 累積分布図
NEXT STEP

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