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母平均の区間推定

ここでは、1つの正規母集団の母平均 \(\mu\) を、標本から区間で推定する方法を見ていきます。母分散が既知の場合と未知の場合を分けて、区間推定の3STEPで整理します。
このページのゴール

正規母集団の母平均について、母分散が既知か未知かに応じて、95%信頼区間を3STEPで整理できるようになる。

STEP 01

1標本問題とは何か

ここで扱うのは、 1つの母集団についての区間推定です。

具体的には、 1つの母集団から標本を取り出して、 その標本の情報を使って 母平均 \(\mu\) を区間で推定します。

1標本問題のイメージ
母集団 抽出 標本
知りたいのは 母平均 \(\mu\)
\(\bar{X}\) を計算して
\(\mu\) を推定

私たちが知りたいのは、 母集団そのものの平均である 母平均 \(\mu\) です。

しかし、 母集団のすべてを調べることは難しいため、 その一部を標本として抽出し、 標本から計算できる 標本平均 \(\bar{X}\) を使って母平均を推定します。

点推定
母平均 \(\mu\) を1つの値で推定する
区間推定
母平均 \(\mu\) を幅をもった区間で推定する

今回はさらに、 母集団が 平均 \(\mu\)、分散 \(\sigma^2\) の正規分布 にしたがうと仮定します。

今回の前提
\[ X\sim N(\mu,\sigma^2) \]
この正規母集団の母平均 \(\mu\) を推定する

そして、 母平均の区間推定では、 母分散 \(\sigma^2\) が既知か未知か によって、使う分布が変わります。

母分散が既知
\(\sigma^2\) がわかっている
母分散が未知
\(\sigma^2\) がわからない
ここがポイント
1つの正規母集団の母平均 \(\mu\) を、 1つの標本から区間推定する。
その際、母分散が既知か未知かを最初に確認する。
STEP 02

母分散が既知のとき:まず何がどんな分布にしたがうか

まず、 母分散 \(\sigma^2\) が 既知 の場合を見ていきます。

前提は、 母集団が 平均 \(\mu\)、分散 \(\sigma^2\) の正規分布 にしたがうことです。

\[ X\sim N(\mu,\sigma^2) \]

この正規母集団から得られた標本 \(X_1,X_2,\ldots,X_n\) も、それぞれ同じ正規分布にしたがいます。

正規母集団から標本をとる
\[ X_1,X_2,\ldots,X_n \sim N(\mu,\sigma^2) \]
↓ 平均を計算
\[ \bar{X} = \frac{X_1+X_2+\cdots+X_n}{n} \]

標本平均 \(\bar{X}\) は、 正規分布の再生性により、 やはり正規分布にしたがいます。

ただし、 もとの母集団とまったく同じ分布になるわけではありません。

もとの母集団と標本平均の分布
もとの母集団 標本平均の分布
どちらも中心は \(\mu\)

図を見ると、 どちらの分布も 中心は同じ \(\mu\) です。

一方で、 標本平均の分布は、 もとの母集団よりも ばらつきが小さく、細い分布 になっています。

もとの母集団
平均
\(\mu\)
分散
\(\sigma^2\)
標本平均の分布
平均
\(\mu\)
分散
\(\sigma^2/n\)

つまり、 標本平均 \(\bar{X}\) は、

\[ \bar{X} \sim N\left( \mu, \frac{\sigma^2}{n} \right) \]

という正規分布にしたがいます。

これは、 標本平均の期待値と分散で確認した、

平均は変わらない \[ E[\bar{X}]=\mu \]
分散は \(n\) 分の1になる \[ V[\bar{X}] = \frac{\sigma^2}{n} \]

という性質と対応しています。

手順1
正規母集団から得られた標本平均は、
中心は \(\mu\) のまま、 分散が \(\sigma^2/n\) に小さくなった正規分布にしたがう。
STEP 03

母分散が既知のとき:標準化して信頼区間を作る

手順1で、 標本平均 \(\bar{X}\) がどんな分布にしたがうかを整理できました。

次はその分布を、 付表のある標準正規分布 に合わせるために、 標準化 を行います。

\[ Z= \frac{\bar{X}-\mu}{\sigma/\sqrt{n}} \sim N(0,1) \]

つまり、 標本平均 \(\bar{X}\) から 平均 \(\mu\) を引いて、 さらに 標準偏差 \(\sigma/\sqrt{n}\) で割る ことで、 標準正規分布にしたがう \(Z\) に変形する、ということです。

標準化のイメージ
標本平均の分布を標準化すると 標準正規分布で考えられる 標準正規分布 標本平均の分布 平均を引く + 標準偏差で割る
図では、灰色の標本平均の分布を、 赤い 標準正規分布 \(N(0,1)\) に対応づけるイメージを表しています。

ここまでが、 区間推定の手順2です。

ここまでできれば、 次は標準正規分布の付表を用いて、 具体的な確率 を考えます。

95%を真ん中に集める
0.95 2.5% 2.5%
真ん中に95%を集めると、 左右の端には 2.5%ずつ 残ります。

したがって、 信頼係数を95%とするときには、 標準正規分布の 上側2.5%点 を使うことになります。

\[ P(-z_{\alpha/2}\le Z\le z_{\alpha/2})=0.95 \]

ここに、 先ほどの標準化した式

\[ Z= \frac{\bar{X}-\mu}{\sigma/\sqrt{n}} \]

を代入して、 母平均 \(\mu\) について整理すると、 信頼区間が求まります。

\[ \bar{x}-z_{\alpha/2}\frac{\sigma}{\sqrt{n}} \le \mu \le \bar{x}+z_{\alpha/2}\frac{\sigma}{\sqrt{n}} \]

これが、 母分散既知の場合の 母平均 \(\mu\) の信頼区間 です。

ここでの注意
信頼係数が95%のとき、 外側に残る確率は合計5%です。
その5%は左右に分かれるので、 付表で探すのは 5%点ではなく上側2.5%点 です。
手順2・手順3の要点
手順2では標本平均を標準化して付表が使える形にする。
手順3では上側 \(\alpha/2\) 点を使って、 母平均 \(\mu\) の信頼区間を求める。
STEP 04

正規母集団の前提が置けないときはどうするか

ここで、 「そもそも母集団が正規分布といえるのか」 という疑問が出てきます。

たしかに、 いま見てきた方法は、 手順1で \(\bar{X}\) がどんな分布にしたがうかを整理できることが前提です。

前提が置けるかどうか
正規母集団といえる
そのまま区間推定の手法を使える
正規母集団といえないが、標本サイズが十分大きい
中心極限定理により、標本平均は近似的に正規分布にしたがう
正規母集団ともいえず、標本サイズも小さい
いま見ている区間推定の手法は使いにくい

もし母集団の分布が不明でも、 標本サイズが十分に大きければ、 中心極限定理 によって、 標本平均は近似的に正規分布にしたがうと考えられます。

\[ \bar{X}\approx N\left(\mu,\frac{\sigma^2}{n}\right) \qquad (n\text{ が十分大きいとき}) \]

一方で、 母集団の分布もわからず、 しかも標本サイズも小さい場合には、 手順1の整理が難しくなるため、 今回の方法はそのままでは使えません。

補足
区間推定では、 まず「標本平均がどんな分布にしたがうか」を整理できるかが重要。
STEP 05

母分散が未知のとき:なぜ t 分布を使うのか

ここからは、 母分散 \(\sigma^2\) が 未知 の場合を考えます。

母分散が未知の場合も、 手順1までは母分散が既知の場合と同じです。

\[ \bar{X} \sim N\left( \mu, \frac{\sigma^2}{n} \right) \]

問題になるのは、 手順2の標準化 です。

母分散が既知なら、

\[ Z= \frac{\bar{X}-\mu} {\sigma/\sqrt{n}} \sim N(0,1) \]

と標準化できますが、 母分散が未知の場合には、 母標準偏差 \(\sigma\) の具体的な値がわかりません。

そこで、 標本から計算できる 不偏分散 を使って母分散を推定します。

不偏分散
\[ \hat{\sigma}^2 = \frac{1}{n-1} \sum_{i=1}^{n} (X_i-\bar{X})^2 \]

したがって、 \(\sigma\) の代わりに、 不偏分散から計算される \(\hat{\sigma}\) を使った、

\[ T= \frac{\bar{X}-\mu} {\hat{\sigma}/\sqrt{n}} \]

という統計量を考えます。

では、 なぜこの \(T\) が t 分布にしたがうのでしょうか。

ここで、 標本分布のレクチャーで見た カイ二乗分布 を思い出してみましょう。

カイ二乗分布は「偏差の二乗和」の分布
\[ Z_1^2+Z_2^2+\cdots+Z_m^2 \sim \chi^2(m) \]
\(Z\) は平均0・分散1なので、
\(Z^2\) は「平均0からの偏差の二乗」

不偏分散の式にも、 よく似たものがあります。

不偏分散の分子
\[ \sum_{i=1}^{n} (X_i-\bar{X})^2 \]
標本平均 \(\bar{X}\) からの
偏差平方和

つまり、 これも 偏差を二乗して足し合わせたもの です。

さらに、 この偏差を母標準偏差 \(\sigma\) で標準化すると、

\[ \sum_{i=1}^{n} \left( \frac{X_i-\bar{X}}{\sigma} \right)^2 \]

となります。

これは、 標準化された偏差の 二乗和 ですから、 まさにカイ二乗分布につながる形です。

ただし自由度は \(n\) ではなく \(n-1\)
偏差は \(n\) 個ある
でも
\[ \sum_{i=1}^{n}(X_i-\bar{X})=0 \]
自由に決められる偏差は \(n-1\) 個

したがって、 正規母集団では、 この標準化された偏差平方和が 自由度 \(n-1\) のカイ二乗分布 にしたがいます。

\[ \sum_{i=1}^{n} \left( \frac{X_i-\bar{X}}{\sigma} \right)^2 \sim \chi^2(n-1) \]

ここまでわかれば、 標本分布のレクチャーで見た t分布の定義 につながります。

t分布の定義
分子
標準正規分布にしたがう \(Z\)
÷
分母
カイ二乗分布を自由度で割ったものの平方根
\[ \frac{Z}{\sqrt{W/m}} \sim t(m) \]

今回は、 分子側に 標準正規分布にしたがう標本平均の標準化があり、 分母側に 自由度 \(n-1\) のカイ二乗分布につながる偏差平方和 があります。

そのため、 t分布の定義に当てはめると、

\[ T= \frac{\bar{X}-\mu} {\hat{\sigma}/\sqrt{n}} \sim t(n-1) \]

と整理できます。

つまり、 「母分散が未知だからt分布を使う」と丸暗記するのではなく、 偏差平方和からカイ二乗分布が現れ、 それを標準正規分布と組み合わせると t分布の定義になる と理解しておくとよいでしょう。

詳細:数式でt分布になることを確認する

標本平均を母標準偏差で標準化すると、

\[ Z= \frac{\bar{X}-\mu} {\sigma/\sqrt{n}} \sim N(0,1) \]

一方、 標準化された偏差平方和を

\[ W= \sum_{i=1}^{n} \left( \frac{X_i-\bar{X}}{\sigma} \right)^2 \]

とおくと、 正規母集団では

\[ W\sim\chi^2(n-1) \]

となります。

また、 不偏分散の定義から、

\[ \hat{\sigma}^2 = \frac{1}{n-1} \sum_{i=1}^{n} (X_i-\bar{X})^2 \]

なので、

\[ \frac{W}{n-1} = \frac{\hat{\sigma}^2}{\sigma^2} \]

となります。

t分布の定義

\[ \frac{Z} {\sqrt{W/(n-1)}} \sim t(n-1) \]

に代入すると、

\[ \frac{ \dfrac{\bar{X}-\mu}{\sigma/\sqrt{n}} }{ \sqrt{ \dfrac{\hat{\sigma}^2}{\sigma^2} } } \]

となり、 分母を整理すると、

\[ \frac{\bar{X}-\mu} {\hat{\sigma}/\sqrt{n}} \sim t(n-1) \]

と確認できます。

※厳密には、正規母集団では 標本平均と偏差平方和が独立である、 という性質も使っています。

t分布は、 標準正規分布によく似ていますが、 自由度が小さいほど 裾が厚い 分布になります。

標準正規分布とt分布
t分布 標準正規分布 t分布の方が裾が厚い

母標準偏差 \(\sigma\) そのものではなく、 標本から推定した \(\hat{\sigma}\) を使っている分だけ、 不確実性が増えている とイメージするとよいでしょう。

手順2のポイント
母分散が未知なら、 不偏分散から求めた \(\hat{\sigma}\) を使う。
偏差平方和からカイ二乗分布が現れ、 それを標準正規分布と組み合わせることで、 自由度 \(n-1\) のt分布につながる。
STEP 06

母分散が未知のとき:t分布で信頼区間を作る

前のブロックで、 母分散が未知のときには

\[ T= \frac{\bar{X}-\mu} {\hat{\sigma}/\sqrt{n}} \sim t(n-1) \]

という統計量が、 自由度 \(n-1\) のt分布 にしたがうことを確認しました。

したがって、 母分散が未知の場合は、 標準正規分布ではなく、 t分布の付表 を使って信頼区間を作ります。

ここからは、 区間推定の手順3です。 考え方自体は、 母分散が既知の場合と同じです。

まずは、 t分布の真ん中に 95% を集める区間を考えます。

t分布でも中央95%を考える
\[ P\left( -\,t_{\alpha/2}(n-1) \le T \le t_{\alpha/2}(n-1) \right) =0.95 \]
信頼係数が95%なら、 外側に残る確率は合計5%です。
したがって左右に分けて、 2.5%ずつ になります。

ここで出てくる \(t_{\alpha/2}(n-1)\) は、 自由度 \(n-1\) のt分布における上側 \(\alpha/2\) 点 です。

これは、 標準正規分布で使った \(z_{\alpha/2}\) と 同じ意味合い を持っています。

つまり、 その値より右側の確率が \(\alpha/2\) になる境界です。

標準正規分布のとき
\[ z_{\alpha/2} \] 標準正規分布の上側 \(\alpha/2\) 点
t分布のとき
\[ t_{\alpha/2}(n-1) \] 自由度 \(n-1\) のt分布の上側 \(\alpha/2\) 点

では、 なぜt分布を使うと、 標準正規分布を使う場合よりも 信頼区間が少し長くなる のでしょうか。

なぜ区間が少し長くなるのか
95% 95%
灰色の曲線:標準正規分布
赤色の曲線:t分布
灰色の矢印:標準正規分布で中央95%を集める区間
青色の矢印:t分布で中央95%を集める区間
灰色の縦線:標準正規分布の境界
赤色の縦線:t分布の境界
t分布は標準正規分布よりも裾が厚いので、 同じ95%を真ん中に集めるには、 より外側まで区間を広げる必要があります。

したがって、 t分布を使う場合の信頼区間は、 標準正規分布を使う場合よりも 少し長くなる ことになります。

あとは、 \(T\) の式を使って、 母平均 \(\mu\) について不等式を整理すればよいです。

\[ P\left( -\,t_{\alpha/2}(n-1) \le \frac{\bar{X}-\mu}{\hat{\sigma}/\sqrt{n}} \le t_{\alpha/2}(n-1) \right) =0.95 \]

これを \(\mu\) について解くと、

\[ \bar{x} – t_{\alpha/2}(n-1)\frac{\hat{\sigma}}{\sqrt{n}} \le \mu \le \bar{x} + t_{\alpha/2}(n-1)\frac{\hat{\sigma}}{\sqrt{n}} \]

これが、 母分散未知の場合の母平均の信頼区間 です。

ここでの注意
\(t_{\alpha/2}(n-1)\) は、 標準正規分布の \(z_{\alpha/2}\) と同じく、 上側 \(\alpha/2\) 点 という意味です。
ただし、 使う分布がt分布であること、 そして 自由度 \(n-1\) が必要である点に注意しましょう。
手順3のポイント
母分散が未知ならt分布の付表を使う。
\(t_{\alpha/2}(n-1)\) は 自由度 \(n-1\) のt分布の上側 \(\alpha/2\) 点であり、
t分布は裾が厚いので、 信頼区間は標準正規分布の場合より少し長くなる。
STEP 07

信頼係数95%は固定ではない

ここまでは、 信頼係数を 95% として説明してきました。

ただし、 信頼係数は必ず95%とは限りません。

90%信頼区間
\(\alpha=0.10\)、左右に5%ずつ
95%信頼区間
\(\alpha=0.05\)、左右に2.5%ずつ
99%信頼区間
\(\alpha=0.01\)、左右に0.5%ずつ

したがって、 実際の問題では、 信頼係数が何%か を必ず確認する必要があります。

試験での注意
90%、95%、99%では、 付表から探す上側%点が変わります。
まず \(\alpha\) を求める、 そして \(\alpha/2\) を使う、 という順で整理すると混乱しにくくなります。
補足
信頼係数が変われば、 使う \(z_{\alpha/2}\) や \(t_{\alpha/2}(n-1)\) も変わる。
SUMMARY

母平均の区間推定を整理する

1つの正規母集団について、 標本から 母平均 \(\mu\) を区間推定する流れを整理しましょう。

手順1
まず 標本平均がどんな分布にしたがうか を整理する
標本平均
正規母集団なら \[ \bar{X} \sim N\left( \mu, \frac{\sigma^2}{n} \right) \]
母分散
既知
\(\sigma\) がわかるので、 標準正規分布 を使う
母分散
未知
\(\sigma\) の代わりに 不偏分散から求めた \(\hat{\sigma}\) を使い、 t分布 を使う
自由度
不偏分散では、 偏差平方和の自由度が \(n-1\) となる
手順2|付表が使える形にする
母分散が既知
\[ Z= \frac{\bar{X}-\mu} {\sigma/\sqrt{n}} \sim N(0,1) \]
母分散が未知
\[ T= \frac{\bar{X}-\mu} {\hat{\sigma}/\sqrt{n}} \sim t(n-1) \]
なぜ母分散未知では t分布?
標本平均を標準化すると 標準正規分布
不偏分散の 標準化された偏差平方和 はカイ二乗分布
t分布の定義につながる
手順3|確率から区間を決める
中央 95%
外側は合計 5%
↓ 左右に分ける
左 2.5%
右 2.5%
\(z_{\alpha/2}\)
標準正規分布の 上側 \(\alpha/2\) 点
\(t_{\alpha/2}(n-1)\)
自由度 \(n-1\) の t分布の 上側 \(\alpha/2\) 点
母平均の信頼区間
母分散が既知
\[ \bar{x} – z_{\alpha/2} \frac{\sigma}{\sqrt{n}} \le \mu \le \bar{x} + z_{\alpha/2} \frac{\sigma}{\sqrt{n}} \]
母分散が未知
\[ \bar{x} – t_{\alpha/2}(n-1) \frac{\hat{\sigma}}{\sqrt{n}} \le \mu \le \bar{x} + t_{\alpha/2}(n-1) \frac{\hat{\sigma}}{\sqrt{n}} \]
既知と未知の最大の違い
母分散が未知のときは、 \(\sigma\) を標本から推定する分だけ不確実性が増えます。
そのため、 裾の厚い t分布 を使い、 同じ信頼係数なら区間もやや広くなります。
最後に
手順1で標本平均の分布を整理し、
手順2で付表が使える形に変形し、
手順3で確率から母平均の信頼区間を求める。

母分散が既知なら標準正規分布、 未知なら自由度 \(n-1\) の t分布を使う。
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