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時系列データの変動分析と自己相関
時系列データの変動を3つに分けて説明し、自己相関とコレログラムから「何期前のデータと似ているか」を読み取れるようになる
時系列データの「変動」に注目する
時系列データでは、 「時間」という変数が値にどのような変動を与えているか が重要になります。
たとえば、長い目で見ると少しずつ増えている一方で、 1年の中では同じような上下を繰り返している、 というデータもあります。
そこで、観測された時系列データを どのような変動からできているのか に分けて考えていきます。
時系列データを3つの変動に分ける
時系列データは、 次のように3つの変動に分けて考えることがあります。
傾向変動のうち、 比較的短い期間で一定の周期をもって繰り返す動きを 循環変動として区別することもあります。
ここでは、統計検定®2級の公式テキストの整理に合わせて、 傾向変動の中にまとめて扱います。
時系列データを「長期・季節・その他」に分けて考える
3つの変動を図で理解する
それぞれの変動を、 図の形でイメージしておきましょう。
たとえば、ボーナスを含む給与や、 季節性のある商品の売上では、 季節変動が目立つ場合があります。
1年周期 → 季節変動
それ以外 → 不規則変動
自己相関とは何か
時系列データでもう1つ重要なのが 自己相関です。
通常の相関係数では、 2つの異なる変数の関係を見ました。
自己相関では、 同じ時系列データを時間だけずらして、 過去の自分自身との関係を見ます。
↔
この「何期ずらして比べるか」を タイムラグと呼びます。
自己相関が大きいということは、 そのタイムラグだけ離れた過去の値と、 同じような動きをしている ということです。
タイムラグをずらして自分自身と比べる
具体例で自己相関の意味を考えてみましょう。
次のように、 3か月ごとに150になる 時系列データを考えます。
このデータでは、 3か月ずらすと
100 → 100
150 → 150
というように、 元の並びとよく似た状態になります。
つまりこのデータでは、 タイムラグ3の自己相関が高くなる と考えられます。
コレログラムから周期性を読む
タイムラグごとの自己相関を 一覧で確認できるようにした図が コレログラムです。
横軸にタイムラグ、 縦軸に自己相関の大きさをとります。
たとえば、 lag 3、6、9で高い自己相関が見られるなら、 3期ごとのパターンが繰り返されている可能性 を考えられます。
② 棒の高さを見る
③ 高いラグの規則性を探す
このようにコレログラムを見ることで、 時系列データの中にある 周期的な構造を見つける手がかりになります。
時系列データの変動と自己相関を整理する
「時間が生み出す変動」と
「過去の自分との関係」を見る
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